大阪・関西万博へ行ってきました。

もうすでに2週間前の8月3日になりますが・・・
家族で万博へ行ってきました。
それまでも夫婦二人で通期パスを使い何度か訪れていたのですが、妻が皮膚筋炎という難病のため長く歩いたり紫外線にあたることができず、行ったとしても入場可能な2〜3パビリオンを見て数時間で帰っていました。
この日は大学生の子供たちも一緒で、長男はせっかくだから朝イチから行きたいというので、僕と長男の二人は朝6時過ぎに起きて先に出かけることにしました。
会場には7時半くらいに到着しましたが、すでに大行列です。簡易の折りたたみ椅子に座って日傘をさして開場の9時まで待機です。
普段、僕が仕事から帰っても、長男は深夜までバイトをしており、二人でゆっくり話をしたりすることがないので、この待機時間は彼の大学生活のことやバイトのことなど聞けて、僕にとって良い時間だったかもしれません。
とは言うものの、それほど口数の多い方ではない男二人ですので、ポツリポツリと話をする程度でしたが、僕自身が亡くなった父との会話が多い方ではなかったので、父が亡くなってから
「もっといろいろ話をしておいてあげればよかったな・・・」
という反省もあり、後々後悔ないように彼らに話しかけたりしてみますが、なかなか話題が見つけられないことに凹みます。。。
さぁ、1時間半待って、ようやく会場入りです。

とりあえず東ゲートを通過し、今なら並ばず入れるフランス館へ直行です。



フランス館を巡りながら、パビリオンの当日予約を取るためにスマホ連打です。
あ、奇跡的に「いのちの未来」パビリオンが取れました!
フランス館を出ると、妻と長女が会場に入ったと連絡が入りましたので、ポルトガル館やサウジアラビア館を見た後に合流の剛竜馬。

11時にはガンダムのパビリオン予約が取れてましたので、四人で入場です。
ここはかなり期待していたパビリオンでしたが、噂に違わぬ面白さでした。
映像に関することを学んでいる長女も楽しかったようです。

その後、いのちの未来パビリオンへ入場しましたが、簡単に説明すると、アンドロイドに自分の記憶を引き継ぐことができる未来がきたとしたら、あなたはどういう選択をしますか?と言う問いを投げかけられるものでした。

何らかの理由で、いずれ肉体は滅びてしまいます。寿命ならまだしも、事故や病気で若くして死ぬかもしれません。その時に遺された家族のためにアンドロイドに記憶を移せるとしたら?
自然の摂理に従うのが良い、、、とは思うものの、まだ遺された子供たちが小さかったとして、せめて成人するくらいまで彼らのために居てあげることができるなら・・・幼くして命を落とし、悲しみに暮れる父母がアンドロイドに子供の記憶を移植できるとしたら・・・
現に歯科の世界でも、失った歯の代わりにインプラントや義歯を使って延命しているわけですし、医療は全て自然の摂理に反していると言えます。
色々と考えさせられる銀河鉄道999の夜でした。
妻と長女は夕方5時頃に先に帰って、僕と長男はもう少し並んで入れるパビリオンがないか探そうと言うことになったのですが、もうその頃には並ぶことすら制限されてるパビリオンが多く、お土産屋も身動きが取れないほどの混雑ぶり。
もう今日は帰ろうか、と長男と話しているところに、長男のLINEにおばあちゃん(僕の母)からメッセージ。
「おばあちゃんも今、万博来てんて」と長男が言うではありませんかの有馬温泉。
そうなんです、81歳の母も通期パスで度々万博を訪れる万博ばぁさんとなっていたのです。
この日は、夜の花火やショーを目当てにやってきたようです。
その時の僕はと言いますと、朝6時に起きて実に12時間近く歩きっぱなし立ちっぱなしでしたので、弱熱中症という感じで、とてもこれ以上は無理〜〜〜という感じだったので、長男に「帰ろうか?」と言ったのですが、長男は「おばあちゃん、会いたそうやし、僕おばあちゃんに付き合うから、パパ先に帰っといていいで」と言うではありませんか。
優しい孫でいてくれてありがとう。
こうして家族での万博体験の長い1日は終わりました。